衣書店

買取実績

2022.03.15

名古屋市東区より戦前の満州・中国関係の絵葉書を買取しました

3月に入りまして寒い日が続いていましたがが少しずつ暖かい日差しの日もあり、

朝から動きやすい気候になってきました。

店主である私は先日に岡崎市の岩津天満宮にて梅を見てきましたが、

「雪に耐えて梅花麗し」という言葉の様に寒い季節から蕾をつけ花が咲く様子は

梅ばかりではなく人の営みも同じではないでしょうか。

現在は世界的に様々な状況で大変な時期を迎えていますが、

古本屋としてはできる限り現在の仕事を全うしていきたいと思います。

 

今回は名古屋市東区のお客様からご連絡をいただきました。

亡くなったご親族の商品を買い取ってほしいとの事で他の商品と併せて遺品整理でのお伺いとなりました。

当店では遺品整理の際の商品や大量買取などは大歓迎となっておりますのでぜひご連絡をお願いします。

 

ここにある絵葉書は全部で1000枚ほどありますが名古屋市のお客様だけではなく、

岡崎市・豊橋市・岩倉市などからの買取の商品も含めた数となっています。

ほとんどは名古屋市のお客様がお持ちの商品でして戦前の絵葉書を熱心に集められていた事が伺えます。

 

 

 

輪ゴムで束ねてありますが一束で50枚ほどの数となっているために全部で1000枚以上あります。

この写真の中にある絵葉書は満州・支那関係のほかに東南アジアの絵葉書ばかりとなっております。

戦前の絵葉書でも種類は様々な数がありますが、やはり当時の建物や風俗が写っているものが好まれます。

 

上の写真の絵葉書も満州の建物が写っている写真となっておりますので、

現在では見る事の出来ない風景として史料的価値やコレクションとしての需要が高いものとなっています。

 

 

吉田初三郎

こちらは吉田初三郎の絵葉書となっています。

吉田初三郎は大正時代から昭和まで活躍された絵師です。

初三郎といえば鳥観図、鳥観図といえば初三郎というほど鳥観図絵師としては有名でして、

上の画像の絵葉書は風景画が多くありますが鳥観図としての絵葉書もしっかりと入っております。

また鳥観図は飛んでいる鳥の視点から見た図という意味であり、

上空から斜めに見下ろしたような図の形式となっています。

鳥観図は観光案内に載っている事も多くコレクションとしての需要も高い紙物となっています。

 

 

紙物・資料について

紙物・資料に関しましては現在でも需要が高い物が多くあります。

今回にご紹介した絵葉書以外にも鳥観図・古写真・チラシやパンフレット・古地図、

他にもさまざまな紙でできた商品がありますが、

お客様の家にお伺いした時には先にご処分をしてしまっている事が多く見受けられます。

とくに戦前の資料・紙物などに関しましては古くて汚いなどといった理由でしょうか、

軽くて捨てやすいといった処分のし易さも相まってまず最初に捨ててしまいがちです。

しかしゴミような見える物でも専門的に研究をしている方や集めている方が欲している物かもしれません。

ご自身で判断してご処分する前にまずはご連絡ください。次の方に繋げるためのお手伝いをさせていただきます。

 

紙物や資料など戦前の古物の買取は衣書店までよろしくお願いいたします。

 

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