2023.07.20
安城市のお客様より書道・篆刻関係の書籍を買取しました
梅雨はあけていませんが青空の覗く日は容赦なく太陽が照り付けております。
これから数か月はこの暑さの中で過ごしていかなければならないと思いますと気が滅入ってきます。
しかしながら気候の変化かこの様な気候になってしまったのは仕方がありませんので、
本日も業務に励みたいと思います。
また現在でも熱中症などになられる方も多くなっていると聞きますので水分の補給や
体調管理にはお気を付けください。
当店は9時よりお電話を受け付けております。
今回は安城市の方からのご連絡でした。
ご親族がお持ちであった書道関係の書籍をご整理したいとの事で連絡を頂きました。
ご指名いただきありがとうございます当店は書道関係の買取につきましては大歓迎となっています。
普通の書道書はもちろんですがお手本や印譜・篆材のほか硯・墨・紙・筆など
いわゆる文房四宝の買い取りも歓迎しております。
そのような商品をご整理する方はぜひ当店までご連絡をください。
お客様がお持ちであった本は普通の書道書の他にも篆刻・篆書関係の書籍や中文の書籍もお持ちでした。
量としましては写真に写っている以外の本もございました。
当店では書道関係の本に関しましては新しい本・古い本などの他にも、
中国で発売された中文書や大型本・全集・お手本などの査定も適切に行います。
経験豊富な店主があらゆるジャンルの商品を査定できるのが当店の特徴です。
甲骨文字字釋綜覧
甲骨文字字釋綜覧。松丸道雄・高嶋謙一編。東京大学出版会より出版。
漢字の起源は中国の殷代に作成された甲骨文字であるとされてますね。
亀甲や獣骨に文字を刻んだ甲骨文字がその後に青銅器に刻まれた金文として発展していく流れになりますが、
こちらの書籍は19世紀末から続く甲骨文字の研究成果をまとめた専門書となっております。
苦鉄印選 呉昌碩
昭和52年に書学院出版部より発行された苦鉄印選です。上下で12+1冊となっています。
苦鉄とは呉昌碩の号です。また詩・書・画・篆刻に精通した呉昌碩は四絶とも呼ばれています。
清の末期から中華民国の初頭まで活躍した呉昌碩の印集は現在でも需要が十分にある良書です。
印譜 各種
こちらは印譜です。もともとは漢代の古印を集めたものが元となっていましたが、
現代に伝わっている原鈐本は明代に作られた「集古印譜」という印譜です。
印譜は古印を模刻した鈐印本と原印を直接押した原鈐本がありますが、
篆刻が盛んになってからは篆刻家が作った原鈐本や原印を集めた印譜などが人気ですね。
上の画像の商品は清代ではなく中華民国以降に作られた印譜ですが印の部分は実際に押してあります。
印譜という書籍の性格上さまざまな篆刻家が印譜を作られます。
それをまとめた活版印刷の書籍もありますが、やはり需要が高い本は実際に印が押してある書籍になります。
また篆刻家や書道家は様々な方がおられます、その方の需要によって価値も決まりますのでお願い致します。
篆刻・印譜・書道関係の買取について
篆刻・印・書道に関する商品の買取をお待ちしております。
篆刻関係につきましては今回にご紹介をさせていただいた印譜や篆刻関係の書籍はもちろんですが、
印材や書道家の印そのものなど幅広く書道関係の商品を買取しています。
また篆刻関係以外でも書道の商品の買取は大歓迎です。
査定に関しましては経験豊富な店主が必ずお伺いしますので大丈夫です。
新しい古いなどの他に芸術的価値や現在の需要を加味して適切に査定いたします。
篆刻・印・書道関係の買取は衣書店までよろしくお願いいたします。