買取実績

ゴールデンウイークに入りまして少し肌寒い日もありますがおおむね気候の良い日が続いています。

今年は前年までとは違いコロナ以降では初めて緊急事態や蔓延防止の措置がない連休となりました。

ウイルスに関してはまだ注意をしなくてはいけませんが、久々に制限の無い連休で羽を伸ばしている方も多いと思います。

新緑の季節の現在では山などへ出かける方も多いと思いますが思いもかけない事故やケガにはお気を付けください。

またお家で休暇を過ごされている方はこの機会に蔵書整理などはいかがでしょうか、

その際のご用命は当店までお願いします。衣書店は９時より業務開始です。

春日井市からお電話をいただきました。春日井市は以前からもご連絡をいただいてますが、

今回は以前に買取をさせていただいた方のご親族からご依頼をいただきました。

この様にご自身だけだは無くご親族などが本や商品を整理する際にもぜひご連絡をお願いします。

ご蔵書である中文関係の書籍を整理との事で連絡をいただきました。

昔にお勉強をするために購入されていた書籍だったそうですがチェーン店に連絡をしようとしていた所で、

以前に買取をさせていただいたお客様からのご紹介で当店にお電話をくださいました。

中文などの本はバーコードが付いていない・多言語などの理由でチェーン店などでは査定が難しい商品だったりします。

この様な学術的な書籍を整理する際はぜひ専門店である当店にご相談をお願いします。

写真に写っている商品は中国で発行された中文の書籍となります。

発行された年代的には戦後の書籍ばかりですので、

中国で使われている紀年法である中華民国歴としては３５年以降の本ばかりとなっています。

外国語の書籍でも近年に発行されたハードカバーの本はしっかりとしたお値段を付けられる本がありますが、

このあたりは日本の書籍と同じとなっております。

説郛三種 全10冊

上海古籍出版社より発行された説郛三種 の全１０巻揃い。

説郛とは元末から明初に陶宗儀が作成した１００巻からなる漢籍の叢書です。

その後の明末に陶珽が１２０巻本の説郛を宛委山堂より出版し、説郛続もその後に発行されました。

また中華民国に入り張宗祥が複数の抄本を基に校勘を行った版も上海商務印書館から発行されています。

今回の説郛三種は上記の本を合わせた書籍となっています。

この様な本は中文ですが日本の全集のように需要のある書籍となりますので高く評価のできる本となります。

縮印百納本二十四史

商務印書館から発行された縮印百納本二十四史。

百納本とは漢籍で出版された形態の一種で異なる版本を集めて一つの本として完本とした本です。

また二十四史とは史記から始まり明史までの中国の王朝の歴史を綴った歴史書です。

こちらの書籍はそれらの原本などを影印本として納めた書籍となっています。

もちろん原本は様々な意味で素晴らしい価値がありますが、

後の研究書である古い本も価値のある本がありますのでこのような書籍をお持ちの際はご連絡をお願いします。

考古学専刊　中国漢魏南北朝墓誌集釋

考古学専刊　科學出版社発行　中国漢魏南北朝の墓誌を集成し考釈した全6冊の書籍

こちらも影印本の書籍となっております。

やはり歴史や書籍を研究するにはそのままの形で残してある影印本が適して場合が多々あります。

いろいろな研究書があり底本（基となった本）とされる本も多くありますが、

版本をしっかりと写真で撮ってそのままの形で印刷した本は貴重な原本を手にしなくとも

目の前にあるかのように研究できます。また研究者のコレクションとしても需要の高い本もあったりします。

今回の買取は中文関係や中国関係の書籍を合わせて段ボール２０箱以上の買取となりました。

良い商品をありがとうございます。

中文・漢籍の買取ついて

中文の書籍は一般的には馴染みが無い方多いですが古本の分野としてはしっかりとした需要があります。

チェーン店などでは査定不可だったりするこのようなジャンルも専門店である当店では正しい眼でしっかりと見極めます。

また戦前やそれより前の清以前である書籍の漢籍本・唐本であってもしっかりと査定します。

「以前はこのタイトルの書籍は駄目だった」・「古くてボロボロ」といった感じで貴重な書籍を処分してしまう方もおりますが、

貴重なものを後世に伝えるためにもまずは最初にご連絡をください。

専門店の眼で査定し必要な方へお渡しをいたします。中文・漢籍・唐本の買取は当店までよろしくお願いします。